会長挨拶

アジアデジタルアートアンドデザイン学会新会長就任ご挨拶

学会会長 アジアデジタルアートアンドデザイン学会
富松 潔(九州大学大学院教授)
2012年5月22日

  2011年理事会で前坂井会長から会長職を引き継ぎました。設立から10年目の節目を迎える本学会は、2012年度からはADADA internationalと冠したアライアンスを結成し、台湾からデジタルメデ ィアデザイン学会が、韓国からはADADA韓国に加え、韓国デザイン 学会、韓国融合デザイン学会、韓国デジタルデザイン学会が参加することとなり、国 際的に大きく飛躍します。

  世界は今までにないスピードで情報環境化しており、生活環境はリアル・バーチ ャル表現により多様化・高度化を続け、アジアはその中心的な役割を果たしていま す。ADADA会員のみなさまにおかれましても研究・作品制作の高度化が当然のことと なっています。また、デジタルアートアンドデザインはこれまでにない価値・産業を 新たに生みだしており、多様で持続性のある社会の構築への貢献を高めています。

  このような社会の変化にしなやかかつ戦略的に対応するためには、アジアの力を繋 ぎ、横断的なネットワーキングによって、深い専門性に加え多様な方法論や技術の持 続的研鑽を行う活動が求められます。このことこそまさにADADA活動の目的としてあ げる「メディアテクノロジーを基盤とした、芸術やデザイン分野における創造活動お よび学術的研究を推進するとともにアジアにおける特有な文化的特性を共通の問題と して捉える」ような学会の役割です。

  本年度からは特に国際論文誌の充実に注力します。国際社会への一層の訴求力を持 つことを願って、国際論文誌のvol.17からは、年4回の刊行を始めることとしました。 論文編集委員会と審査委員会も組織を大きく改革します。これらはインターネット上 のグループウェアを導入することで、投稿から発行までの時間を短縮し、会員のみな さまがより投稿しやすく、さらに国際的な研究活動の指標となることを目的としてい ます。

  ADADAの趣旨と目的に賛同いただける方であればどなたでも、大いに歓迎いたし ます。ことに、これからの担い手である大学院生等の若手の研究者・メディアアーテ ィストには是非入会して頂きたいと考えます。つきましては既存の会員の方も2年以上 会費未納の会員の方へは未納分請求を行わず、一旦自動的に退会者とみなし手続きを 行い、本年度からは新たに入会費と年会費を納入いただくことで会員としての活動を 継続していただけるようにしました。これを契機として会員としての活動の継続をよ ろしくお願いいたします。

▲戻る

設立趣旨

デジタルイメージ領域におけるハードやソフトの近年の目覚しい発達は、 従来論理の中だけに存在した概念を具体的なイメージとして具現化し、さまざまな表現やコミュニケーションの形態を実現しつつあります。

また、日本、韓国を中心に極東アジア諸国においてソフト産業、通信サービス等の集約が急速に行われ、これらの分野の展開の基盤となる 広範な教育・研究者の育成および産学官の連携やコンテンツ制作等の関連産業等への応用研究の体制の整備が望まれています。

この学会の目指すものは、メディアテクノロジーを基盤とした人間の論理的思考と豊かな芸術的感性との融合によって生まれる メディア芸術・デザインの方法論の確立を目指すとともに、アジアにおける特有な文化的特性を共通の問題として捉え、 学際的研究、産業的展開に貢献しようとするものです。

▲戻る

会則

第1条(名称) 


第2条(目的) 
本会はメディアテクノロジーを基盤とした、芸術やデザイン分野における創造活動および学術的研究を推進するとともにアジアにおける特有な文化的特性を共通の問題として捉え、学際的研究、産業的展開に貢献する。

第3条(活動) 
本学会は会員相互の協力およびボランティアを運営の基本とし、第2条の目的を達成するために、次の活動を行う。
    ・学術研究会の開催
    ・論文集、作品集等による研究成果の発表
    ・関連情報資料等の刊行
    ・展覧会の開催および支援
    ・教育カリキュラム、検定等についての検討
    ・講演会・シンポジウム等の開催
    ・内外の関係学会、その他関係機関との連携・交流
    ・産学連携事業の計画・推進
    ・デジタルアート及びデザイン関連産業育成に係る普及啓発活動
    ・その他、本会の目的達成に必要な事業


第4条(会員)
会員の種別は次の通りとする。
(1)正会員:メディア芸術・デザインを研究又は実践しようとする個人
(2)学生会員:メディア芸術・デザインを研究又は実践しようとする正規学生個人
(3)賛助会員:本会の目的、事業を賛助する個人又は団体

第5条(年会費・入会金) 
 ・入会金は$100(あるいは相当の各国通貨、日本円:10,000円)とする。 ただし別途定める関連団体会員は入会金を免除する。

 ・会員の種類および年会費は以下の通りとし、別途定める方法で納入する。
(1)正会員:$100(あるいは相当の各国通貨、日本円:10,000円)
(2)学生会員:大学、大学院、専門学校の正規学生。$30(あるいは相当の各国通貨、 日本円:3,000円)
(3)賛助会員:一口$1000(あるいは相当の各国通貨、日本円:100,000円) (一口以上)


第6条(役員) 
本会には次の役員を置く。
(1)会長      1名
(2)副会長    若干名
(3)理事     若干名
(4)監査     若干名
(5)顧問     若干名


第7条(理事会及び役員の選出)
(1)理事会は正会員選出理事、協賛会員選出理事、事務局選出理事によって構成される。
(2)正会員選出理事の選出方法は正会員の選挙による。
(3)正会員選出理事の合議により、本会の運営のために、協賛会員および事務局担当から若干名の理事を選出することができる。
(4)会長は正会員選出の理事から、副会長は理事から理事会構成員の互選によって 選出する。
(5)役員の任期は4年とし、再任を妨げない。
(6)会長は本会を代表し、会務を総理し、総会・理事会を主宰する。
(7)副会長は会長を補佐し、会長に不都合ある時はその職務を代行する。
(8)監査は正会員の選挙によって選出し、会計及び資産の監査に当たるほか理事会に出席することができる。ただし議決権は持たない。


第8条(総会)
(1)総会は毎年1回、臨時総会は必要に応じ、理事会の議を経て、会長がこれを 召集する。
(2)総会は会員の3分の1以上の出席をもって成立する。(委任条提出者も含む)
(3)総会の決議は、出席した会員(委任条提出者も含む)の過半数による。


第9条(理事会の召集及び協議)
(1)理事会は会の重要事項について協議する。
(2)理事会は必要に応じて開催し、会長がこれを召集する。
(3)理事の2分の1の要求があったときは、会長は臨時理事会を召集しなければならない。


第10条(支部)
本部のほかの各国に支部を理事会の審議を経て置くことができる。
支部の運営については、別途定める。


第11条(部会・委員会)
研究体制の充実のための各種部会、運営・戦略上の各種委員会を理事会の審議を経て置くことができる。


第12条(会則の表記)
本会則は英語、日本語、韓国語、中国語で作成しいずれも正文とする。

▲戻る

理事

ADADA JAPAN 理事

name school name school
Chairman
富松 潔
九州大学 為ヶ谷 秀一
女子美術大学
源田 悦夫 九州大学 坂井 滋和 早稲田大学
河口 洋一郎 東京大学 近藤 邦雄 東京工科大学
若林 尚樹
東京工科大学 白石 学
武蔵野美術大学
金 大雄 九州大学 今間 俊博 首都大学東京
劉 賢国 筑波技術大学 宝珠山 徹 西日本工業大学
趙 彦 西日本工業大学 熊谷 武洋 山口大学
高山 穣 武蔵野美術大学 菅沼 睦 早稲田大学
黒岩 俊哉 九州産業大学 牛尼 剛聡 九州大学
中安 翌 金沢美術工芸大学 馬場 哲晃 首都大学東京

▲戻る

論文編集委員会

ADADA JAPAN 論文編集委員会

name school name school
委員長
黒岩 俊哉
九州産業大学
白石 学 武蔵野美術大学 宝珠山 徹 西日本工業大学
馬場 哲晃 首都大学東京 松隈 浩之 九州大学
星野 浩司 九州産業大学 熊谷 武洋 山口大学
中安 翌 金沢美術工芸大学 横尾 誠 公立大学法人会津大学

▲戻る